ヒーリング

占星術でありのままの自分を知って、受け入れて、愛して。あなたらしい人生を歩んでほしい。

西洋占星術師&フィトテラピスト 高木 あゆみ (たかぎ あゆみ)

Profile
東京都生まれ。中学生の時に、月に追いかけられる経験をして以来、天文学に興味を持つ。10代の頃から西洋占星術の勉強を始め、約10年前から都内にて本格的に鑑定をスタート。一昨年からは、AMPP認定のメディカルフィトテラピスト(植物療法士)の資格も取得し、お客さまの心だけでなく、カラダのケアも行っている。未来を安易に予測するのではなく、その人の本来の個性を導き出すことで、オリジナルの人生を自信を持って生きてほしい。そう願いながら活動を続けている。自身のテーマは「私は、愛でできている」。

占いが好きな人もそうでない人も、占いというと、未来を予測してくれるものというイメージが先立つかもしれません。都内にて、西洋占星術師として長きに渡り活動されている高木あゆみさんは、占星術は、その人本来の個性、そして生きる目的を知るためのツールであると考えています。ですから、先々に起きる出来事をむやみに啓示して、不安を煽るようなやり方を好みません。その人がその人らしく生きるために、もっと気軽に自由に占いと付き合ってほしい。そう願いながらお仕事を続けられているのです。また高木さんは、お客さまの心だけでなく、カラダのケアも行いたいという想いから、フィトテラピー(植物療法)の資格も取得。植物療法を取り入れたことで、西洋占星術師としての幅と深みも増したそう。今回は、高木さんの仕事場にお邪魔して、西洋占星術や植物療法についてさまざまなことをお伺いしました。

 

“月が心友になって、月のこと、天体のことをもっと知りたいと思うように。”

―占星術との出会いについてまずはお聞かせください。

両親は私をとても愛して育ててくれていたのに、子どもの頃はなぜだかつねに孤独を感じながら過ごしていました……。現実と空想の境が曖昧な感じがあって、自分が何者なんだという恐怖心もありました。クラスメイトにも上手く心を開けなくて、その距離感に戸惑う毎日……。いつも独りぼっちでしたね。ただ中学生の時に大きな出来事が訪れるんです。

ある夜、家に帰ろうと歩いていたらいきなり月に追いかけられる体験をしました。もちろんそんなことが起きるわけがないことは頭ではわかっているのに、逃げても逃げても迫ってきて、まるで夢の中にいるようでした。その時の月の姿は今でもはっきりと脳に焼き付いています。「どれだけ孤独だったんだ!」という感じですが(笑)、なんだかお月様と仲良くなれた気がして、嬉しさがこみ上げてきたことを鮮明に覚えていますね。

―神秘的な体験ですね。そこから天体に興味を持たれるんですか?

そうなんです。すっかりお月様が心友になって、好きな人についてもっと知りたいと思うのと同じように、月を深く理解したくなり、中学生の頃から図書館で本を貸りるなどして独学で勉強を始めました。勉強を進めていくと、月は2日半の周期で星座を変えていき、月がどこの星座に位置しているかで、人間のバイオリズムも変わってくることがわかったんです。例えば、魚座に位置した日には感情が高ぶりやすかったり、牡羊座の日には無性に果物が食べたくなったりといった具合に。そして空には月だけでなく、金星や水星などの惑星も存在している。じゃあ、天文学についても詳しくなりたいと、どんどんのめり込んでいきました。

“辛いこと、悲しいこと、幸せなこと。人生経験を積んで、占い師として人様のお役に立てる時期が来たと感じました。”


―高校卒業後に占星術師として活動をスタートさせたのですか?

本格的に占星術師として鑑定を始めるのは先の話になるんです。しばらくは芸能系のお仕事をさせていただいていました。自分ではない他の誰かを演じるのは楽しかったのですが、自分の顔は好きじゃないし歌を作っても歌唱力はないし、ナレーションのお仕事を本気で頑張ろうとしてみたものの、この世界は本来の自分がすべきことではないと心のどこかで感じていたように思います。そして、仕事や恋愛などを通して、私なりに人生経験を積んだことで、そろそろ人様のお役に立てる時期が来たのではないかと思うように。そこから、占星術について本腰を入れて勉強を始めたんです。ご飯を食べている時も移動をしている時も、とにかく四六時中、知識を吸収し、占星術の学校にも通ったり友人や知人を鑑定するなどして、スキルと経験を増やしていきました。そして10年くらい前からようやくお客さまに鑑定料をいただくようにして、仕事として占星術をするようになっていったんです。

“その人がもつ本来の個性を思い出してもらい、自分らしく人生を進んでほしい。そのために占星術を活用してほしいんです。”

―占星術について詳しく教えてください。


占星術とは人が生まれた瞬間の天体図、それをホロスコープといいますが、そこから個性や性格、人生の目的などを読み解き必要に応じて天体の進行や経過のホロスコープをさらに重ね、人生における出来事や変化をリーディングする方法のことです。各人が持つホロスコープは生年月日はもちろん、出生した時間と場所によって変わるので、それはレントゲン写真のように同じものは二つとしてありません。

占星術はメソポタミア時代からあり、もともとは天文学者の仕事だったのですが、その歴史は正確な記録が残っていないだけに、もしかしたら人類が地球に誕生してすぐに始まっていたのではないかと個人的には考えています。人間や地球上に生きる生物は、太陽の光や月のサイクルに大きく影響されており、宇宙の不思議や自然界の力で生かされています。だから天文は生物にとって切っても切れない大切な仲間なんですよ。

―では占星術というのは、基本的には自分の本質や生まれてきた目的を知るということなのですね?

そうなんです。もちろん未来の予測も占星術のひとつではありますが、あくまでこの年はこういう星の位置だから、あなたにはこういうことが起こりやすいといっただけのこと。とにかく自分の本質を理解して、本来の自分を思い出してもらいさえすれば、人は未来でどんなことが起きようとも自信を持って強く生きていけるはずなんです。

―それが高木さんの仕事をする上でのポリシーでもあるんですね。

あとは自分の観念を無くすことを心がけています。例えばお客さまから「私、こんな男性を好きになったんですけど、相性はどうでしょうか?」と聞かれたとします。で、その男性の星をみてみると暴力的な傾向がある。普通であれば「こんな男はやめておいた方がいい」と回答すると思うんですけど、お客さまの立場になって考えた時に、その女性は少し乱暴な扱いをされた方が愛を感じて幸せだとする。であればその男性はぴったりな相手なんです。そのように世の中の常識や私自身の価値観を取り払わないと、結局、私の好みを押し付けるだけになってしまう。それは危険な行為ですし人が人を裁くようなことはしてはいけないと思うのです。

“人生のどん底に居る人は、美しい。辛く悲しい出来事も、人生をより輝かせるためのギフトととらえて、逃げずに向き合ってください。”


―お仕事をされていて、高木さんが嬉しいと感じるのはどんな時ですか?

お客さまの中には、精神的にボロボロで今にも泣き出してしまいそうな方が、たくさんいらっしゃいます。でも、お話をじっくり伺ってアドバイスをさせていただいて鑑定が終了する頃には、お客さまの表情が晴れやかになって、キラキラ輝いていらっしゃるんです。そういう時はこの仕事をやっていてよかったなと思いますね。


あと、すこし変な話かもしれませんが、人生のどん底に居る方ってとても美しいんです。とことん悩んで苦しんで落ちるところまで落ちると、人って謙虚になったり周りに優しくなれたりする。人間として大きく成長している時なんですよね。だからご本人は「もうボロボロです」と傷心されていても、とてもキレイで美しくて見惚れてしまうこともあるくらいなんです。生きていると楽しいことばかりを求めがちですけど、苦しい出来事は自分を輝かせるための最高のギフトだと考えてほしいですね。

―逆にいろんな人を鑑定していて難しいと感じる部分はありますか?

難しいというかすごくもどかしいのは、真面目な人ほど親の言う通りに育ってしまっているんです。ですから、本来のその人らしさが消されてしまっていて、その個性に気づき、取り戻してもらうのにとても時間がかかります……。親の呪縛というのは大きいんです。例えば、価値観が古く保守的な考え方の両親に育てられたとすると、その親が敷いたレールに乗って、権威主義的なお堅い業界で働いているケースがあります。でも、その方の星を見ると感性が豊かで直感で物事を決める、どちらかというとアーティスト気質。そのことをお客さまに伝えると「私、実はずっと漫画家になりたかったんです!」などとお答えになったりします。


ただ、子どもの時に自分の夢や想いを親に否定されて自信を無くしてしまい、親の希望通りの進路を受け入れたはいいけれど、やっぱり苦しい……。かといって「これから自由に生きればいいじゃない」と正論をぶつけたところで、どうしていいかわからないからパニックになってしまいます。そういったお客さまには長期的なリハビリが必要になってきます。もちろん強制はしませんが定期的に来ていただいて、ちょっとずつ新しい人生を切り拓くためのヒントを持って帰ってもらうようにします。


“フィトテラピーを取り入れたことで、お客さまのカラダのケアもできるようになり、占星術にも深みがでました。”

―高木さんは西洋占星術に加えて、フィトテラピーも取り入れられているそうですが、それについてもお聞かせください。

フィトテラピーとは植物療法のことで、フィトは植物という意味です。薬草を飲む、塗る、香ることで、植物が持つ薬理作用により自らの自然治癒力を高め、心とカラダのバランスを整えたり病気やケガを癒したりしていきます。日本ではフィトテラピストは民間の資格で、まだまだその認知度は低いのですが、ヨーロッパでは国家資格として扱われている国もあり、フランスだと薬局には薬剤師さんと一緒にフィトテラピストが居るのが当たり前なんです。

ただフィトテラピーという言葉はあまり周知されていませんが、実は、日本人は古くから上手に取り入れているんです。漢方もそうですし、あとは味噌や納豆、豆腐などの発酵食品。腸内環境を良くしたり免疫力を高めてくれたります。お年寄りは緑茶と一緒に梅干しやお漬物を当たり前のように食べますよね。あれはとてもカラダに良いんです。日本は「食べるフィトテラピー」を昔からやっていました。だからおばあちゃんの知恵袋はすごいんです。

―フィトテラピーを取り入れようと考えたのはなぜですか?

私のもとに来られるお客さまは、心だけでなく体調も崩している方が多いです。医療占星術という分野はあるにはあるのですが、私にはまだ核心がつかめず、お客さまの根本的な不調に働きかけるまでにはいかなくて、結局「病院に行ってください」と言うしかできなかった……。そんな時に出合ったのがフィトテラピーでした。2017年頃から専門の学校に通うなどして猛勉強しました。生理解剖学に栄養学、精油化学、ハーブ理論、フィトテラピー理論など。人体のことも植物のことも日進月歩で研究は進んでいるので、今でも最新の知識をつねに吸収するようにしています。一生勉強ですね(笑)。


でも、西洋占星術と植物療法のシナジー効果で、お客さまの心だけでなくカラダへのアプローチもすることができて責任が増えた分、目に見える成果と喜びも同じくらいに増えました。この地球に存在する生命は天体と密接な関わりがある中で生かされているので、人体や植物について深く学ぶことは、すなわち占星術を学ぶことでもあります。そして、人間が自然の力を借りて生かされていることを、つねに感じながら仕事をさせていただけるので、とてもありがたいことです。

“自分を愛せない人は、他人も愛せない。ありのままの自分を受け入れた先に、きっと本当の幸せが待っています。”


―高木さんのもとに来られたお客さまに対して、「こうなってほしい」などの想いはありますか?

先ほども言ったように私はお客さまの人生をコントロールしたいわけではないんです。とにかく、その人のありのままの姿で生きてほしいと願っています。現代の多くの人が「私って誰ですか?」「こんな私でも大丈夫ですか?」と他人におうかがいを立てながら過ごしている気がします。でも相手に合わせたキャラクターになって、それが肯定されたからってなんの意味があるのでしょう。それは自分の人生をないがしろにしているのと一緒。どんどん本当の幸せからは遠ざかります……。

見た目も性格もありのままを受け入れて、愛して、オリジナルな人生を築いていってほしい。コンプレックスがある人ほど受け入れるのには時間がかかるかもしれませんが、良い意味で諦めることから始めてください。諦めることができれば、少しずつ自分を愛していけます。自分を愛せないと、自分にも他人にもつらく当たってしまうんです。恋愛に関して言えば、よく婚活パーティーや合コンで、男性ウケの良いファッションやメークをしていく方がいますけど、マッチングしたとしてもその恋愛って長くは続かないんですよね。本来の自分ではないからすぐに疲れてしまう。勇気を持って自分をさらけ出した先に、はじめて自分にぴったりの相手が現れるんです。

―本来の自分を取り戻すために、まずは諦める。なるほど。

もう一つアドバイスさせていただきたいことがあります。より良く生きるためには「潤い」を意識してください。心もカラダもです。例えば、目も鼻も喉も渇くとダメですよね。心も、仕事や恋愛など人生が充実していれば潤います。そもそも人は水分がないと生きていけません。そして、とくに女性は膣の潤いが大切。これは決していやらしい意味ではなく、膣の粘液が渇いてしまうとそれが原因で病気になりやすいですし、子供が産みにくくなってしまいます。介護の現場でもそれは深刻な問題になっています。考えてみれば、潤いがなくて生きていける生物なんてほとんどいないと思うんです。草木も雨がなければ育たないですし。


“自分がわかれば、夢も見つけやすくなるはずだから。とくに若い方には、気軽に占星術と付き合ってほしいですね。”

―最後に高木さんのこれからの夢をお聞かせください。

多くの人にとって、占星術がもっと当たり前の存在になればいいなと思っています。自分の人生を占いに委ねるのではなく、本来の自分を知るためにどんどん使ってほしいんです。とくに10代や20代の若者は、未来に可能性がありすぎるから、逆に不安で不自由ですよね。だから若いうちに自分ってこういう人間なんだと把握することができれば、生きやすくなるし迷った時も前に進んでいける。生まれ持った星たちが人生においての羅針盤になってくれるはず。


あとこれは夢物語かもしれないのですが、母子手帳に「月星座」が表記されたら良いなと。太陽星座ではなく月星座というのがポイントで、雑誌やテレビで目にする星座占いは「太陽星座占い」です。これはその人の目指す自分で、行動や意思など外に向かって表現される素質であり、陰と陽があれば、陽の一面を見ているにすぎません。一方「月星座」は陰の部分で、その人の中にある本来の性格や性質、無意識の自分を示しているんです。光があって影ができるように、世の中は二つの相反するエネルギーのバランスで成り立っています。子どもは産まれてから7歳までは月の性質で育ちます。月星座が魚座の子は、いつも自分の世界に居て妖精と話しているような不思議ちゃん。双子座の子であれば、いつも散漫でいろんなことをしている。牡牛座の子であれば同じものをずっと食べていたりします。そんな子どもの本来の傾向を把握できていれば、ご両親は安心だしその子の個性を潰さずに育ててあげられると思うんですよね。

 

 

〈取材・文:寺門常幸/撮影:宇佐美亮〉

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